4Kディスプレイ搭載のVR HMD「Pico G2 4K」発売!HTCのアプリも利用可能

ソフトバンクグループのSB C&Sは9月19日、中国のPico TechnologyのVRヘッドマウントディスプレイ(HMD)製品「Pico G2 4K」(ピコジーツー)をSoftBank SELECTION オンラインショップや一部量販店などで10月3日より発売する。それに伴い各取扱店舗で予約の受付けを開始した。

「Pico G2 4K」は、高精細な4K解像度のディスプレイを採用したVR動画の視聴に適したHMD。4K(3840×2160ドット)解像度で画素密度が818ppiの5.5インチTFT液晶ディスプレイを搭載したことが大きな特徴となる。

ディスプレイが高精細なVR映像を映すポイントは、通常のRGBペンタイル配列ではなく、RGBストライプ配列で4K解像度を実現した点にある。RGBペンタイル配列は仕様上、一部の色を間引いたりサブピクセルの大きさを変えたりすることで実質的な解像度が落ちてしまう。一方でRGBストライプ配列は色の三原色が均等に配列されているため、レンズで映像を拡大しても画質に影響しない。

4ms以下の低遅延や75Hzのリフレッシュレート、NTSC比85%の色再現度を実現。長時間利用時の目の負担を軽減するために搭載した「アイ プロテクトモード」などによりブルーライトカットしている。

ディスプレイ以外の仕様は、CPUがQualcommのSnapdragon 835、RAMが4GB、内蔵ストレージが32GB、重さが約276g。長時間装着しても頭に負荷がかかりにくいように、後頭部を押さえるバンド部にバッテリーを搭載した。3DoFコントローラが同梱する。

アプリは、アプリストア「Pico Store」で120以上の独自配信アプリを入手できるほか、HTCの「Viveport」アプリとの互換性があり、1200以上のアプリを利用することが可能となる。

価格はオープンで、直販ショップの「SoftBank SELECTION オンラインショップ」の販売価格が4万9464円(税込み)。現在は予約受付け期間で、10月3日より販売を開始する。

詳細なスペックは以下の通り。